なんか運転中よく「あおり運転」をされる気がする・・・なんでやろ?
車を運転していると、遭遇する可能性があるのが「あおり運転」。
私もされた経験があります。怖いですよね・・・。
でも・・・あおられる原因って何なんかな??
「あおる」のにも少なからず理由があると思います。
あおる方も人間ですから「感情」があります。
その原因を突き止めることが、あおり運転を防ぐ近道です。
この記事で分かること
この記事では、あおり運転の特徴やあおられやすい人の運転の特徴、あおり運転をされた時の対処法と対策グッズを解説します。
自分の運転を振り返り、「あおられやすい」=人をイライラさせる様な運転をしていないか、チェックをし、対策をすることで、危険なあおり運転に遭う可能性が低くなります。
Contents
あおり運転の特徴
常磐道で、あおり運転をして、相手の車を強制的に停止させ運転手を殴打した事件がニュースなどで取り上げられているのは記憶に新しいと思います。
今、世間で注目を集める「あおり運転」ですが、まだまだ無くならないのが現状です。
あおり運転とは
あおり運転(あおりうんてん)は、道路を走行する自動車、自動二輪、自転車に対し、周囲の運転者が何らかの原因や目的で運転中にあおることによって、道路における交通の危険を生じさせる行為のこと。
※Wikipediaより引用
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%81%8A%E3%82%8A%E9%81%8B%E8%BB%A2
最近は「ロード・レイジ」と呼ばれるケースも増えてきました。
道路交通法では「車間不保持」など、それぞれ細かい「違反項目」があるので、ひとまとめに「あおり運転はこれ!」というのが現状把握しにくいです。
カンタンに言うと、あおり運転とは「他の人(車)に恐怖感を与える危険な行為(運転)で最悪、事故に繋がるようなケース」と考えて良いでしょう。
よく実際に見たり、他の人から聞いたり、報道されていて、よくあるのが次のケースです。
よくある「あおり運転」
・通常では有り得ないほど、車間距離を詰めてくる
・ブレーキが必要ない場面やケースで急ブレーキをかける(何回かに分けて強くブレーキを踏む)
・前や後ろで車を左右に振って威嚇してくる
・信号待ちなど横並びで停止しているに横から睨んでくる
・追いかけてくる
・自車の前に割り込む、停止させる、降りてくる
・後ろからのハイビーム、パッシング、クラクション
・幅寄せ
・ウィンカーを右に出し続ける(あまり見なくなった)
あおる側の車は「トラック」や「高級セダン」、いわゆる改造をしている車が多い印象ですが・・・
軽自動車やミニバンなどのファミリーカー、会社名が入った営業車・商用車など、あおる人はどんな車でもあおります。
運転しているには人間なので、誰でもイライラする時や、怒りで自分を制御できなくなる時はあります。
(※もし全ての車が自動運転になれば「あおり運転」という社会問題も無くなるのでしょうね・・・)
特に車という乗り物は、すべて自分の思い通りにコントロールできてしまうので、その分、「車」という媒体を通じつてイライラや怒りを表現してしまい、そしてその表現が大きくなりがちです。
「ハンドルを握れば正確が変わる」とよく言いますが・・・そういうことです。
次の項目で「あおられる原因」を解説します。
あおられるのは「あなたの運転」が原因かも? あおられやすい運転19選
車は人が運転しています。あおられる側のドライバーも、あおる側のドライバーも人間です。
(ごく稀に特に原因もなく、手当たり次第に当たり散らしてくる輩もいますが・・・)
あおるのには原因や理由があります。
原因は「イライラ」や「怒り」がほとんどです。
そして、あおる(攻撃)対象が「イライラ」「怒り」を発生させた人やモノに向けられることは必然です。
つまり、自分の行動や運転によってあおる相手(=周囲のドライバー)をイライラさせていたり、怒らせたりしていないか振り返る(チェックする)ことが大切です。
以下があおられやすい運転19選です。このチェックリストで振り返ってみましょう。
※もし1つでも該当したら、この運転や行動は今すぐやめましょう。
あおられやすい運転 チェックリスト
1.無理な割り込み
2.無理な車線変更
3.無理な追い越し(追い越しただけでイライラする人もいます)
4.2車線以上の道路で追い越し車線(右車線)をずっと走行する
5.車間距離が近い
6.車線からはみ出す(ふらふらしている)
7.ウインカーを出さない(出すのが極端に遅い)
8.急ブレーキ、急ハンドル、急発進
9.死角を意識しない、目視しない(左折する際、バイクを巻き込みそうになる)
10.急いでいるからといって、「縫う」ように左・右へと車線変更する
11.追い越したり、追いつかれた時に妨害したりスピードを上げる
12.スピードが遅い(制限速度に極端に満たないノロノロ運転)
13.発進が遅い(青信号になったのにスマホに夢中で気付かない)※そもそも「ながら運転」で罰則の対象になる場合があります。
14.ショッピングセンターなど店舗敷地内の逆走
15.夜間、前や対向車があるのに配慮が無いハイビーム走行(周囲に人や車がいないときはハイビーム走行が基本です)
16.走りながらウォッシャー液を噴射し、後ろや横の車にウォッシャー液がかかる
17.交通ルールを守っていない(一時停止しない、信号無視など)※正義感が強い人が、注意する代わりに抗議としてあおる場合があります。
18.マナーを守っていない(ポイ捨て、タンをはく)※正義感が強い人が、注意する代わりに抗議としてあおる場合があります。
19.自分自身が危険なあおり運転をしている
次の項目であおり運転を防ぐ方法を解説します。
あおり運転を防ぐ方法(あおり運転対策)
自分の運転技術を向上する
上のチェックリストに挙がっているような運転をしない(ルールを守る)ことは当然ですが、自分の運転技術を向上させ、自分のことだけでなく、周りの流れに合わせたり、相手や周囲のドライバーの気持ちを考えて運転することも防止策として重要です。
※その場で周囲から目立つような運転をすると、「あおり運転」の標的になる可能性があります。
時間と心に余裕をもって出発する
自分に時間と余裕がないときは、自分がイライラしていまい、マナーやルールをつい破ってしまったりして「あおり運転」をされる標的となりやすいです。
時間と心に余裕があれば、譲り合う精神であったり、スピードも抑えることができるので安全運転や事故防止にも効果があります。
ドライブレコーダーを装着する
あおり運転の被害を後々、立証するために、映像や音声は証拠として非常に有効です。
車の前方を撮影するのはもちろん、後方側も撮影したいです(あおり運転は車間不保持など後ろからのケースも多いため)
ニュースで車を止めされられ、窓を開けられ、殴られたという事件が報道されましたが、可能であれば車内も、できるだけ広角(広い角度を映せる)ドライブレコーダーがベストです。
車のリアガラスに「ドライブレコーダー録画中」のステッカーを貼る
ドライブレコーダーがあおり運転対策には有効であることは、もはやほとんどのドライバーが周知の事実です。
自分の車には「ドライブレコーダーがある」とPRするだけでも、効果があります。
※たとえドライブレコーダーを装着していなかったとしても、抑止力の1つとしてステッカーを貼ってしまっても良いと思います。
運転しながらその車に、ドライブレコーダーが着いているか着いていないか判別するには困難です。
あおり運転をされたら(あおり運転に遭ってしまったら)
万が一、あおり運転をされた時は以下のように対処します。
あおり運転をされた時の対処方法
1.後ろは気にせず平常心で、自分の運転に集中する
(ミラーに気をとらわれず、前に集中する=後ろや横を気にして前方不注意になり、第三者(車)を巻き込む事故になるのを防ぐ)
2.仕返しは絶対にしない
(「ウ〇コが我慢できない残念な奴だな。かわいそうに」と自分に言い聞かせることで、精神的に落ち着きます)
3.道を譲る
(右車線を走っているなら左車線へ。1車線道路なら路肩などに一旦停車する)
4.それでもあおられる場合は、まず警察に通報する
(あおり運転は危険な犯罪です。警察も取締を強化しています)
5.同乗者がいるならスマホなどで動画を撮る
(あとで事件化した時に立証するため)
6.ハザードランプを点灯し、できれば人が多い施設などに停車
(あとで事件化した時に目撃者が多い方が有利)
7.停止して相手が降りてきても、窓を閉め、ロックをかけて外に出ない
(殴られたり、人身被害を防ぎます。怖くても警察が到着するまで待ちましょう)
まとめ
あおり運転に遭遇されるのが多いドライバーは、まず自分の運転を振り返り、「あおられやすい」=人をイライラさせる様な運転をしていないか、チェックをし、対策をすることで、危険なあおり運転に遭う可能性が低くなります。
また、あおり運転を防ぐには「ドライブレコーダー」の装着や関連のステッカーをリアガラスに貼り付けるのはもちろんですが、自分自身が時間と心に余裕をもって出発〜運転し、ルールやマナーを守り、安全運転を心掛け、相手の気持ちも配慮できるように運転技術を高めることが、本質的な防止策となります。